「文学なんかは、もっと人生でひどいめにあってから、はじめたがいいですよ。」

~「散りぬるを」川端康成

幼少期、青年期を過酷な環境、境遇で生きてきた、または、生きている人たちだけが、真の小説を書くことができる。そう思います。

夏目漱石谷崎潤一郎川端康成三島由紀夫・・・

私のような、平和な時代を、ぬくぬくと生きてきた人間には小説など書けるわけがない。もしかすると、読者側に立った場合でさえ、文学を理解する素質もないかもしれない。